ハワイアン鉄道



ハワイでは他の島(ハワイ島、マウイ島等)と同じくオアフ島でも 昔砂糖黍栽培全盛期に収穫された砂糖黍を運搬する為 島中に網の目の様に鉄道が引かれていた。

現在 この鉄道網は跡形もなく消え去り 幹線道路や住宅、
高層建築等に変わっている。

しかし 地元の鉄道愛好家達がオアフ島で ”ハワイアン鉄道ソサイティ” を
1970年に結成、島の西側 エバ(地名)地方に残された
鉄道の一部を献身的な努力によって観光用に運行を復活させた。

コースは出発地点 エバより広大なる敷地を持つ コ・オリナ リゾート地区を通り 広々とグリーンの芝生が続くゴルフ場 又海岸沿いの
美しい景色を眺めつつ終点 カヘ ポイント迄 往復約一時間20分の
道のりをゆっくりと走って行く。



窓なしのトロッコ風 ディーゼル式機関車で心地良い風に吹かれ
移り変わる景色を眺めていると時間の経つのも忘れ
軽快なる気分にさせられる。

この鉄道は毎日曜日 午後1時と3時の2回運行である。
日曜日なので子供ずれ家族が多いが車椅子の設備もあり身体障害者の
お客も歓迎している。

鉄道入口オフィスの前には 1890年 エバ地方で最初に使われた
蒸気機関車が置かれ 昔の開拓時代を偲ばせている。

HOME  戻る