ハワイ プランテーション ビレッジ





ハワイで最初の砂糖プランテーション(栽培場)はカウアイ島 
コロアで1835年に始まる。このプランテーションでは
労働者に住居、食料、医療等の他に男性は月9ドル、
女性は月6ドルの給料が与えられた。

最初は給料が現金でなくプランテーション内の店で使用出来る
引き換え券で支払われていた。労働者は名前で呼ばれず
「バンゴー」と呼ばれる金属の番号札を与えられ 
これを身分証明として使っていた。

ホノルル ワイパフ地区にある「ハワイ プランテーション ビレッジ」では
1900−1930年頃のハワイで見る事が出来た砂糖栽培場の建物
(すべて修復、復元されている)、生活様式を再現している。





一般に栽培場の敷地は全体を見下ろす事が出来る高地に
巨大なる屋敷をマネージャーの家として建てられ 
その下に現場監督者の家が造られ、労働者は平地に建てられた長屋や
寮形式の住宅に住まわされていた。

労働者はポルトガル、プエルトリコ、フィリッピン、中国、韓国、
日本等からの移民で同じ国から来た同じ言語、文化を持つもの同士が
国別のブロックに別れて住む事が出来た為 次第に共同体の意識が芽生えて
生活状況は向上していった。





プランテーションが共同体であったことを強調する為、集会所、
商店、床屋、「フロ」と呼ばれた共同浴場、付属診療所、
事務所等も再現されている。又様々な国の労働者の生活を示す展示物が
各国の住居に収められていてハワイの伝統にふれる事が出来る。





月曜ー土曜 毎日朝10時より午後2時迄ビレッジ内の
ガイド ツアーがあり日本語でも受けられる。

入場料は大人13ドル、シニアーは10ドルである。

HOME  戻る